【越後魚屋うなふく】高級感のある掛け紙を作っていただき、ギフト需要が増加!ブランディングのサポートを受け、自社商品の販路が拡大しました。

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越後魚屋うなふくは、長岡市にあるハママンフーズの工場直営店です。同社は、1967(昭和42)年、うなぎとフグを提供する飲食店としてスタート。時代の流れとともに事業内容を拡大し、今では水産卸と加工を主力に、さまざまな魚介類を取り扱っています。看板商品は「国産うなぎの蒲焼き」。50年以上継ぎ足してきた「秘伝のタレ」がこだわりです。

今回は、新型コロナウイルスの打撃をきっかけにネット通販に力を入れていきたいとご相談を受け、新潟直送計画の出店からロゴ・掛け紙・ホームページのリニューアルまで、フルサポートさせていただきました。
そこで、ネット通販チームの牧野さん、大島さん、山田さん、武田さんにインタビュー。ご依頼の経緯やリニューアル後の変化について伺います。

ハママンフーズ株式会社 ネット通販チーム
(左上から牧野様、武田様、左下から大島様、山田様)

新型コロナウイルス感染症拡大を背景に、2020年春に結成されたチーム。従来のB to Bに加え、B to Cの販売取引にも取り組んでいる。海釣りが趣味という牧野様は、「チームワークがあるかは疑問ですが、メンバー全員うなぎをこよなく愛していることはたしかです!」と冗談混じりに紹介してくれた。大島様は、「創業以来、意思決定は基本トップダウンでした。しかし、チーム結成をきっかけに、私たち従業員も声を出していくスタイルに変わりましたね」と語る。

担当スタッフ

■デザイナー:石田美優
■アカウントプランナー:水澤純

50年以上の歴史を誇る企業が初めて試みたトータルデザイン

ー ご依頼の経緯を教えてください。

牧野:これまでは問屋業務がメインでした。2020年に入ったあたりから、急に新型コロナの打撃が来て、ことごとく販路が絶たれたんです。工場に直営店を併設していますが、やはり客足は遠のきましたね。看板商品「国産うなぎの蒲焼き」を販売する先を新たに考えなきゃいけない状況に直面しました。

大島:創業から50年以上、取引先はほとんど企業だったので、消費者とほとんど繋がっていなかったんです。ホームページも一応ありましたが、あまり更新もせず、機能していませんでした。単なる会社紹介みたいな感じでしたね。

水澤:ホームページにはカート機能が無かったんですよね。注文はありましたか?

大島:ホームページを見た方から電話で注文を受けることはありました。でも、頻度は少なかったです。

山田:そこで、新型コロナの危機を乗り越えるべくチームを結成して、ネット通販に挑戦することにしたんです。新潟直送計画への出店とともに、ロゴ・掛け紙・リーフレット・ホームページと、トータルでデザインをご依頼しました。

牧野:ロゴは直営店で使用していたものがあったんですよ。でも、企業ブランディングを考えたら、デザインし直していただいた方が統一感が出るかなと思いました。社運がかかっていたので、すべてを一新したかったのです!

直営店で使用している従来のロゴ

石田:「うなふく」のロゴは、うなぎのふっくら感を意識しています。ハママンフーズ様からのご要望もあり、可読性が高いデザインにブラッシュアップしていきました。

山田:字体とか細かい部分まで意見を言わせてもらったんですが、親身になって一緒に考えてくださいました。8パターンくらい作っていただいたので、選ぶのに悩みましたね。

リニューアルしたロゴ

掛け紙は、高級感と老舗感が漂う、落ち着いたデザインに

ー 掛け紙のデザインが決まるまでのプロセスは?

水澤:デザイナーを交えてディスカッション形式で方向性を決めました。

山田:じつは包装紙も魚柄が入ったデザインのものがすでにあったんですが、企業向けでした。なにより、従業員が作ったものだったんです。もっと消費者を意識したビジュアル重視のパッケージを、デザイナーさんに考えていただきたいなと(笑)

上が従来の包装紙。従業員が考えた、to B向けのデザインでした

武田:うなぎの蒲焼きを売るなら、魚柄じゃないでしょ!うなぎ柄でしょ(笑)

山田:私たちから「高級感・老舗感を感じるデザイン」をお願いしましたら、掛け紙に合う箱もご提案いただきました。従来のパッケージにはない、落ち着きが感じられるデザインに仕上がったと思います。うちわに描かれたうなぎは「う」の字。うっすらハーフであしらわれているのも品があって良いですよね。

掛け紙の裏面には作り手のメッセージ

大島:裏には私たちの「うなぎに対する思い」を添えてくださったのが、嬉しかったですね。

牧野:掛け紙の裏にメッセージを書くなんて、我々なら絶対に思いつかないですよ(笑)

水澤:うなぎ用とは別に、ほかの海産物にも使えるデザインも作らせていただきました。

石田:さまざまな海産物を取り扱っているハママンフーズさんをイメージして、「波」をモチーフにしたデザインにしてみました。こちらの掛け紙も、裏にメッセージを入れています。打ち合わせの時に、みなさんが「日々の食事がなんだかんだで一番幸せなんですよね」と、しみじみとお話されていたのが印象に残っていて、そのまま採用させていただきました。

企業ブランディングを確立すると同時に、従業員のマインドにも変化

ー 掛け紙やリーフレットを一新して、変化はありましたか?

武田:お中元などのギフト需要が増えましたね。水澤さんから、新潟直送計画はギフト目的で利用される方も多いと聞いていましたが、まさに高級感のあるパッケージデザインがマッチしたのかなと思います。あと、営業で掛け紙付きの商品を引っ提げて行くと、商談が成立しやすくなったんですよ!

水澤:すごい!消費者向けのデザインでしたが、企業にも刺さったんですね。

武田:そうですね。水産加工品を販売する店舗さんの目にもとまって、「お客さんに手に取ってもらえそうな商品だから、うちに置かせてほしい」という声をいただいています。ありがたいですね。

牧野:あと、従業員のマインドも変わった気がします。リーフレットを同梱して、掛け紙を掛けると、「よし、良い商品を作ったぞ!これからも頑張るぞ!」って気合いが入るんですよね。自分たちの商品に対する自信が生まれた感じ。

水澤:予想以上に従業員の皆様にも喜んでいただけて良かったです。ありがとうございます。

リーフレットは「こだわりのタレ」をアピール

新潟直送計画がきっかけで、販路開拓のチャンス

KITAMAEの通路側で朝焼き上げたうなぎを販売


水澤:土用の丑の日には、新潟直送計画が運営している産直セレクトショップ「KITAMAE」で、うなぎの限定販売をお願いしました。

大島:たしかお話をいただいたのは3週間前です。結構急でしたよね(笑)

水澤:その節はお世話になりました。お店のスタッフと「うなぎ売りたいね!そうだ、うなふくさんにお願いしてみよう」って思いついて、すぐに依頼したという流れでした。

武田:今までもイベント出店や催事の経験はありましたが、食材としての提供だったんです。でもKITAMAEさんからは、焼いた上に完全にパッケージングした状態での納品を依頼されました。「できるのかな?」という不安もありましたが、販路開拓のチャンスでしたし、二つ返事で受けさせていただきましたね。

水澤:KITAMAEのSNSでもバッチリ告知させていただきました。「当日朝に焼き上げた、ふっくら香ばしいうなぎの蒲焼きです!」といった感じで。

KITAMAEのSNSで事前告知

山田:弊社で焼いたものをお店にお届けするのは、新たな試みでドキドキでしたが、おかげさまで完売という嬉しい結果。今後の励みになりましたね。ありがとうございました。

水澤:こちらこそ、ありがとうございました。微力ながら、うなふくさんの販促をサポートさせていただけて良かったです。これからも、新潟直送計画とKITAMAEをよろしくお願いいたします。何かあれば、いつでもご相談ください!

越後魚屋うなふく様の出品商品

国産うなぎの蒲焼き – 越後魚屋うなふく

佐渡産 煮タコ足 – 越後魚屋うなふく

株式会社クーネルワーク 制作実績

https://cunelwork.co.jp/works/18627/

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