【栗屋の彦べえ】先代から受け継ぐ「おこわ」を、手軽に食べられる冷凍商品にリニューアル。民藝品のような温かみを感じるパッケージになりました

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五泉市村松地区は、村松白山と新津丘陵に囲まれた自然豊かな地域。県内では栗の名産地として知られており、古くから栗栽培が盛んです。毎年シーズンになると、多くの観光客が栗拾いに訪れます。

「栗屋の彦べえ」は、そんな村松地区にある今井観光栗園が2022年にオープンした直売所。「栗醤油おこわ」をはじめ、栗を使ったお惣菜などを販売しています。

新潟直送計画では、冷凍の「栗醤油おこわ」と、種類豊富な「おこわセット」を出品していただきました。もちもちとした食感のおこわには、自家栽培のもち米「こがねもち」を使用しています。今回は、商品開発・ロゴ・パッケージ・リーフレット・ホームページ制作まで、トータルサポート。そこで、直売所の店長・目黒郁未さんにインタビューし、商品開発のきっかけやプロセス、販売後の反響について伺いました。

直売所「栗屋の彦べえ」店長 目黒郁未様

阿賀野市出身。結婚を機に、五泉市村松地区へ移り住む。夫の実家である「今井観光栗園」の手伝いをしながら、義理の祖母から名物「栗醤油おこわ」の製造方法を教わる。「もともと、おばあちゃんが作り始めた『栗醤油おこわ』。昔からのファンをがっかりさせないように、今でもおばあちゃんの味をそのまま受け継いで作っています」と、笑顔を見せる。調理師免許を持つ郁未さんは、ほかにもさまざまな味のおこわを商品化。「ラポルテ五泉」や「道の駅 たがみ」など、地元の直売所でも大人気だ。

担当スタッフ

◾️デザイナー:大津裕子
◾️アカウントプランナー:水澤純

通販サイトへの進出をきっかけに、手軽に食べられる「冷凍おこわ」を開発しました

ー 新潟直送計画に出店した経緯を教えてください

目黒(栗屋の彦べえ):名物の「栗醤油おこわ」は、「栗園に訪れた人に美味しい栗を味わってもらいたい」という思いから、私の義理の祖母が作り始めたものです。今までは栗園のお客さんに向けて販売していましたが、もっと別の売り方を考えていかないといけないと思っていました。ちょうどコロナ禍で、栗園の来園者数が減ったことがきっかけです。また、栗園に訪れる方だけでなく、もっとたくさんの方におこわを食べていただきたいという思いもありましたね。

水澤(プランナー):ちょうどそのタイミングに、私たちからお声がけさせていただいたんですよね。

目黒:「ネット販売もしてみたい」と、漠然と思っていたので、ベストタイミングでした!初めてのネット販売に不安もありましたが、商品開発から相談に乗っていただき、とても助かりました。

冷凍おこわのラインナップは全部で5種類

水澤:ありがとうございます。まずは、おこわの販売形態の見直しから始めましたよね。日持ちがしないためネット販売には不向きでしたし、1パックあたりの量も多かったんです。そこで、電子レンジで温めて手軽に食べられる、「おにぎり型の冷凍おこわ」を提案させていただきました。

目黒:さらに、ラインナップについてもアドバイスをいただいて、定番の「栗醤油おこわ」以外の味も作ってみました。私たちにはない発想の商品が完成したので、「これなら全国のお客さんにも自信を持って届けられる!」と、思いました。

水澤:新潟直送計画で販売してみて、いかがですか?

目黒:私たちが想像しているよりも多くの注文が入り、驚きました。レビューで「いつでも食べたい時に美味しいおこわが食べられる」という声をいただいています。

水澤:特に栗のシーズンになると注文数が増えますよね。栗好きの方にしっかりとささっていると思います!

「ぽっくりと美味しそうな栗」を表現したロゴは、現代的かつ、どこか懐かしいデザインで感動!

ー デザインを依頼した経緯や、完成までのプロセスを教えてください

目黒:今までおこわは、家庭用に販売することがほとんどでした。先代から使っている掛け紙はありましたが、ギフト向けではないんですよね。そこで、ギフトに贈りたくなるような掛け紙とパッケージシールのデザインをお願いしました。

水澤:ネット販売をするなら、ギフト需要も取り込んでいきたいですからね。まずは共通で使えるロゴを制作し、そこから掛け紙やパッケージシールに展開させていただきました。

大津(デザイナー):既存の掛け紙に描かれている「栗」がぽっくりとしていて、すごく美味しそうなんですよ!新しいロゴの栗は、その絶妙なフォルムを活かしてみました。

目黒:まさか栗がこんな形で活かされるとは!先代の思いを受け継いでいるようなデザインにとても感動しました。

既存の掛け紙(左)と新しくデザインした掛け紙(右)

水澤:ぱっと見ただけで「栗園が作っているおこわ」だとわかりますよね。デザインのポイントは何ですか?

大津:どこか懐かしい、民藝っぽい雰囲気をイメージしています。「栗屋の彦べえ」という書体も、昔話のような世界観を意識しました。切り絵みたいな。古くからこの地で栗園を営んできたという、「土着感」や「力強さ」が伝わると思います。また、栗の「いが」や「葉っぱ」を線的表現にすることで、現代的なニュアンスも取り入れています。

水澤:素朴で親しみやすさがありますよね。何よりも、甘くて美味しい栗を育てていそう!

目黒:はい、とても気に入っています!「パッケージが可愛くて、ギフトに贈って喜ばれた」という声もたくさんいただいています。

新しいロゴを使ったパッケージシール

商品に同梱するリーフレット

新潟直送計画を通して「栗屋の彦べえ」を知ってもらい、栗園に足を運んでいただきたいです

栗屋の彦べえ

ー 今回はホームページ制作も担当させていただきました。依頼の経緯を教えてください

目黒:これまで、自分たちのホームページを持っていなかったんです。「栗屋の彦べえ」に興味を持っていただいたお客さんが、栗園の営業情報や商品紹介などをまとめて見ることができる場所を作りたいと思って依頼しました。

大津:「栗屋の彦べえ」というブランドを認知してもらう目的もありましたよね。ブランドイメージが定着するように、掛け紙やパッケージシールの雰囲気に合わせてデザインさせていただきました。

目黒:パッケージからホームページまでトータルでクーネルワークさんにお願いすることで、ブランド全体の統一感が出たと思います。私自身も、「栗屋の彦べえ」にどんどん愛着が湧いてきています。素敵なデザインをありがとうございました!

水澤:新潟直送計画をきっかけに「栗屋の彦べえ」を知ったお客さんが、ホームページを見て栗園に来てもらうことが理想ですよね。

目黒:そうですね。今後、栗拾いシーズンが楽しみです!

何かに挑戦したいとき、すぐに相談できる存在

ー 今後、クーネルワークに期待することはありますか?

目黒:自分ひとりでは、まず何から始めればいいのかわからない状況でしたが、クーネルワークさんを通じて新しいことに挑戦できました。きっかけを与えてくださって感謝しています!

水澤:共にスタートダッシュを切れて、私もうれしいです。直売所を運営していく中でも悩みが出てくると思いますが、一緒に解決できる関係でありたいなと思います。

目黒:今後はイートインスペースを作れたらいいな、と思っているところです。

水澤:いいですね!メニュー表やポップの制作など、何か私たちにできることがあれば、ご相談ください。

目黒:ありがとうございます。何か課題が生まれると、まずは相談しようと思える心強い存在です。頼りにしています!

水澤:はい!これからもよろしくお願いいたします。

栗屋の彦べえ様の出品商品

「栗屋の彦べえ」の栗醤油おこわ – 今井観光栗園

「栗屋の彦べえ」のおこわセット – 今井観光栗園

株式会社クーネルワーク 制作実績

栗屋の彦べえ(今井観光栗園様)ブランディング

  • 小規模事業者持続化補助金
  • IT導入補助金

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