「海産物ねだち」様は、魚を加工して販売する塩乾物商として、見附市で昭和21年に創業。看板商品は、独自の製法で旨味を閉じ込めた、自家製の一夜干しや、鮭の本造り。築地で目利きを学んだ5代目が、鮮度の良い、高品質な魚を仕入れるのがこだわりです。
プロフィール
■出店者名:海産物ねだち 様
■担当者名:5代目 根立純一 様
■店舗カテゴリ:水産加工品店
■出品商品:本造り銀鮭、本造り銀鮭の詰め合わせ、自家製一夜干し、キングサーモンと銀鱈の味噌漬け詰め合わせ、本造り手ほぐし銀鮭
■所在地:見附市
■直送出店年月:2020年11月
「新潟直送計画」のことはどのように知りましたか?印象や出店の決め手を教えてください。
出店店舗が多く、規模が大きい!通販未経験でも手間なく始められそう。
今は家族3人でお店を切り盛りしているんですが、いずれ両親はリタイアします。その時に備えて、何か新しい販路を考えないといけないと常日頃考えていました。その一つがネット通販ですね。「もっと認知度を上げて、ウチの魚を全国のお客さんに食べていただきたい」と、思い始めました。でも私はIT関係に弱くて、パソコンもほとんど触ったことがない人間なんですよ。
ある時、見附市から「新潟直送計画」の存在を教えてもらう機会があったんです。調べてみたら、参加されている店舗が多くて、規模の大きい通販サイトで驚きました。
さっそくプランナーの水澤さんに話を聞いてみると、思ったよりも簡単で、「注文メールを受け取って商品を用意するだけなら私でもできそう!」と、感じたんですよね。一方で、「ウチみたいな小さいお店が出店して大丈夫なの?」という不安もありました。ですが、それよりも「やってみよう!」という気持ちの方が大きかったですね。父も背中を押してくれましたし。半信半疑の母からは反対されましたけど(笑)
「新潟直送計画」に出店し、実際に販売を始めてみていかがでしょうか?
スタート直後は種まきの時期。お歳暮シーズンにどっと注文が入った。
まずは11月頭に、「本造り銀鮭の詰め合わせ」と「自家製一夜干し」の販売から始めました。正直、出品直後はそんなに手応えはなかったです。とはいえ、まずは知ってもらうことが大事なので、種まきの時期だと思っていましたね。
動きがあったのは、11月後半。ウチは贈り物シーズンが繁忙期なんですが、「新潟直送計画」でもお歳暮需要で注文がどっと来ました。反対していた母親も「売れて良かったじゃない」と、喜んでくれました。
売り上げが上がった要因はどこにあると思いますか?
レビューがきっかけで家庭用の切り身を追加出品。注文件数がさらにアップしました!
もともとギフト需要に応えるために詰め合わせ系の商品を出品していました。そんな中、レビューで「とても美味しかったので、普段使いできる切り身だけも欲しいです」という声をいくつかいただいたんです。それを受けて、プランナーの水澤さんが「家庭用の切り身も出しませんか?」と提案してくださいました。
そこで、リピート購入してくださる方向けに、家庭用の「キングサーモンと銀鱈の味噌漬け」と「本造り銀鮭」を追加で出品させていただくと、注文件数が急激に増えたんですよね。
売り上げが上がったもう一つの要因は、ロゴマークや包装紙のデザインもサポートしていただいたことでしょうか。商品の統一感が出ましたし、ギフトとしての格も上がったと思います。レビューでも、「梱包も素敵で贈り物に最適です」といった書き込みもいただきました。
ちなみに、「旨味干封」は造語です。デザイナーさんが、旨味を引き出す独自の乾燥法に目を付けてくれて、「何か四字熟語にして、ビジュアルに取り入れましょう」と、一緒に考えてくださったんですよ。「うまみかんぷう」という響きが力強さを感じますよね(笑)
他の方に「新潟直送計画」への出店をお勧めしたいですか?また、どのような点をお勧めしますか?
売り上げ以上に大事なこと。全国のお客様と直接繋がることができる。
「新潟直送計画」でリピート購入してくださっている群馬のお客さんがいるんですが、旅行で新潟に来た際にわざわざお店に足を運んでくださったんですよ。「いつも食べています。美味しいです」って。嬉しかったですよ。
さきほど、「レビューがきっかけで売り上げが伸びた」と申し上げましたが、それ以上に商品を通じて全国の人と繋がることができることに魅力を感じています。じつは売り上げよりも大事なこと。こんなことになるなんて、出店するまでは想像もしませんでした。
御社にとって「新潟直送計画」はどのような存在ですか?
出店店舗同士の架け橋のような存在。今まで自分たちができなかったことを実現してくれる。
じつは5商品目に出品した「本造り 手ほぐし銀鮭」は、「新潟直送計画」があったから生まれた商品なんです。
以前から鮭フレークを作りたいと思っていたのですが、加工する設備がありませんでした。そこでダメ元で相談してみたんです。そしたら同じく出店している、水産卸と加工を手掛ける「越後魚屋うなふく」さんを紹介してくださいました。非常にありがたかったです。出店店舗同士の繋がりが生まれましたね。「新潟直送計画」は今まで自分たちができなかったことを実現してくれる通販サイトです。
今後、新潟直送計画に期待することを教えてください。
もっと規模を拡大して、新潟の魅力を全国に発信してほしい。
新潟は広いですから、ウチみたいな小さな店舗や企業がまだまだあると思います。魅力ある店舗さんをもっともっと世の中に広めてほしいですね。そうすると、「越後魚屋うなふく」さんと出会えたように、既存店舗にも再発見やメリットが生まれるかもしれません。「新潟直送計画」自体も盛り上がっていくと思います。ぜひ、よろしくお願いします!