プロフィール
■出店者名:有限会社 農園ビギン 様
■担当者名:代表取締役 南雲信幸 様
■店舗カテゴリ:農家
■出品商品:魚沼産コシヒカリ、魚沼産わたぼうし、さつまいもスイーツ
■所在地:小千谷市
■直送出店年月:2017年10月
「新潟直送計画」のことはどのように知りましたか?またどのような印象を持っていましたか?
担当者の直接の来訪で初期投資の低さに魅力を感じました。
営業の人から一度電話で連絡をもらい、小千谷のうちの農園に来てもらうことになりました。
その時、初期投資や出荷の仕組みなどの説明を受け、出店のハードルが低く作業負担が少ないことを知り、「これはウチにいいな」と思ったんです。趣旨も「新潟のいいものを探している」ということだったので、私たちも仲間に入れてもらいたいと思いました。
「新潟直送計画」への出店の決め手はなんだったのでしょうか?
農業に専念できる環境を作れて、リスクが少ないところがメリットです。
もともと新しいこと、特にネット販売はやるべきだとは思っていましたが、私自身は生産者として、農作物を作ることに集中したいという思いを強く持っていました。「新潟直送計画」なら、営業や顧客対応を私たちの代わりにしてくれるので、農業に集中でき、非常に助かります。
しかも初期投資も固定費も低いので取り組みやすいとも感じました。実は他のネットショップからも引き合いの連絡はたくさんもらっていましたが、「新潟直送計画」は初期投資が少なくて済むので、“まずは試しにやってみよう”という気持ちを持つことができ、出店を決めました。
「新潟直送計画」に、出店し、実際に販売を始めてみていかがでしょうか?
珍しい品種のもち米「わたぼうし」の認知が広がり20〜30%の売り上げアップ!
現在、「わたぼうし」というもち米と、育てたサツマイモを使ったスイーツを販売しています。どちらもよそにはない珍しい商品なので、すぐに大きな反響があったというわけではなく、少しずつ認知され、リピートにつながっています。特に「わたぼうし」は着実に売り上げを伸ばしていて毎年20~30%ずつ売り上げが上がっています。
サツマイモスイーツに関しては、新潟にサツマイモの産地、というイメージを持つ人はいないと思いますが、全国に負けないくらい美味しいものができるんです。そこで「新潟に美味しいサツマイモがあるんだね!」と思ってもらいたいと考え、プリンやスイートポテトに加工して販売しています。
「新潟直送計画」のシステムなら、それらオーダーを受けたものを出荷するだけなので、本当に簡単ですね。
売り上げが上がった要因はなんだと思いますか?
自信を持って届けられる商品を全国に発信し、反響があることが嬉しいです。
今までほとんど県内のみで売っていたものが、「新潟直送計画」を通じて全国に市場が広がったことがまず大きいと思います。全国から注文をいただけることに感謝していますし、楽しさもありますね。「新潟直送計画」は県外の人の評価を得られる今までにないシステムです。
そしてやっぱり、商品が「自分が食べて美味しいもの」「自分が気に入ったもの」だからだと思います。
「わたぼうし」はもち米の中では新しい品種ですが、風味に自信もあったし、実際に目隠し調査でも圧倒的な支持を獲得していました。その良さを世の中に問いかけたいと思っていた時に、日本中の消費者に発信できる「新潟直送計画」に出店できたことは好機でした。
「新潟直送計画」へ出店する前と後で、経営状況や販路に変化はありましたか?
ネット販売のための人員を割かずに、売り上げアップ&リピーター獲得に成功!
出店前の販売ルートは、新潟県内の直売所と卸が中心でした。自社サイトでの販売も行っていましたが、だからこそネット販売が簡単ではないことがわかるんです。
元々ネット販売を5~10年後くらいにはしっかりとしたものに確立したいという思いがありましたが、自社で強化するためには専従スタッフが必要で、そうすると会社として農作業に専念できません。うちは自分たちで農作物を作っていることが売りなので、そこにジレンマを感じていました。
「新潟直送計画」に出店したことで、ネット販売のための人員を配置せずに、全国のお客様に農園ビギンを知ってもらうことができました。3年目の今はリピーターもついてきて、反響がモチベーションに繋がっています。
現在、独自のECサイト運用、もしくは直接の通信販売は行っていますか?
自社サイトでの販売を実施していますが、費用対効果という面から見直しを検討中です。
自社サイト上にファンクラブのようなスタイルで販売チャンネルを持っています。ある程度の売り上げはありますが、そのための対応や出荷工程の負荷が大きく、費用対効果という部分では必ずしも満足がいくものではなく、見直しの必要性を感じています。
ショッピングモールに関しては、「新潟直送計画」以外は利用していません。
他の方に、「新潟直送計画」への出店をお勧めしたいですか? また、どのような点をお勧めしますか?
全国を相手に知名度と売り上げUP、少子化も見据えたら「新潟直送計画」!
お勧めしたいです(即答)!これまでお答えしてきたように、自社でネット販売するよりも煩わしさもリスクも少なく、非常に簡便なシステムですよ。特に、全国を相手にしたかったら「新潟直送計画」じゃないと!と思いますね。
「わたぼうし」のような珍しい品種も、「新潟直送計画」で全国に発信することで、興味を持つ人にヒットしやすくなるし、その積み重ねの評価で地元に生産者が増えれば、産地としてのアピール力も増します。
長い間、私は農産物直売所に卸していますが、農産物直売所も各地に広まり飽和状態であり、世の中は少子化。体制の現状維持だけでは売り上げを伸ばすことはもとより、維持することも難しくなってくると思います。対策を打つ上でもネット販売はまだまだお客さんが増える可能性があるので重要だと思います。
出店以外のオプションを利用していますか?また利用したご感想は?
パッケージ変更で、商談会の反応に変化。ブランドを作る上でもパートナーです。
一目で「これが農園ビギンの商品だよね」と認知される、ブランドを作りたいと思い、リーフレットとパッケージデザインも「新潟直送計画」の運営会社、クーネルワークに作ってもらいました。
私たちの考えをしっかり形にしてくれたので、リーフレットの仕上がりは大満足で、有効活用させてもらっています。
商品ごとに異なっていたパッケージデザインも統一したところ、商談会でまずお客さんの食い付きが違いました。直売所に並べても売れ方が全く変わりましたし、デザインの大切さを痛感しています。いくら中身にこだわっても、お客さんに手に取ってもらわないことには始まりませんからね。重宝しています。
https://cunelwork.co.jp/works/bigin-logo/
https://cunelwork.co.jp/works/bigin-leaflet/
今後の展望を教えてください。
おいしくてニッチなものを届けたい!新商品も「新潟直送計画」に出品を計画中。
例えば、「わたぼうし」のように、「お米」という広い市場の中でも、もち米の、さらにメジャーではない品種…そんなニッチな世界を狙うのが私の生き方なんです(笑)。
サツマイモもそうですが、時間がかかってもいいので、ニッチだけどおいしいものが少しずつ認知され、選ばれるようになれればと思いますし、「新潟直送計画」はその力になると感じています。そうやって全国の方に届けられたらまた夢が膨らんで面白いじゃないですか。今は新たに焼き芋も出品しようと、開発を進めています。
御社にとって「新潟直送計画」はどんな存在ですか?
自社の売り上げアップだけではなく、新潟の元気の原動力にもなる存在です。
閲覧者が「ちょっと珍しいものあるな、頼んでみようかな」と、新潟の様々な産品に興味を持ってもらうきっかけになり、実際に取り寄せ、リピーターになる循環が広がっていく存在だと思うし、これからもっと「新潟直送計画」のファンを作ってもらいたいですね。
新潟はいいものを作ることが得意な「おいしい県」だから、「新潟直送計画」が全国の皆さんにそのことをアピールして反響があれば、新潟の元気にもつながると思います。