プロフィール
■出店者名:出湯温泉パン工房様
■担当者名:取締役 笹川俊樹 様
■店舗カテゴリ:食品加工店
■出品商品:温泉パン詰合せ、シュトーレン
■所在地:阿賀野市
■直送出店年月:2018年11月
「新潟直送計画」のことはどのように知りましたか?またどのような印象を持っていましたか?
まったく知らず、営業担当者が帰った後に自分で調べて注目度が高いことを知りました。
もともと「新潟直送計画」のことは全く知らず、飛び込みで営業担当者が訪ねてきた時に初めて知りました。
話を聞かせてもらって、「新潟に限定している面白いサービスなんだな」というのが第一印象。それから自分で調べてみたところ、注目度が上がっているサービスで、特に東京を中心とした関東圏からの注文やアクセスが多いことがわかり、「これからさらに成長していきそうだし、自分も頑張って挑戦してみよう」という気持ちになりました。
「新潟直送計画」への出店の決め手はなんだったのでしょうか?
一生懸命な姿勢を見て、一緒に頑張っていけるパートナーだと感じたから。
まず「タイミング」です。
1年半前に飛び込みの訪問を受けて、ちょうどその時店頭で事業に関する補助金の申請書を書いていたんです。申請しようとしていた補助金の方向性とも合致しそうだったので、申請書に盛り込んで、承認されたことで最終的に出店を決めました。
そして「フィーリング」。
「新潟直送計画」と出会う前から、他の通販サービスからもアプローチを受けていましたが、なんとなく「今じゃないな」と思って回答を延ばしていたんです。商材を集めて売って、売上の一部を運営会社が回収する。それだけの関係に魅力を感じなかったというか。
「新潟直送計画」は話している時から違っていて、「売っていくために『新潟直送計画』は何ができるか」「出店者のPRを全国に向けてしていく」ということを一生懸命考えていることが強く伝わってきて、一緒に頑張れる、一緒にやっていくと気持ちいいんだろうなと想像できました。
「新潟直送計画」に出店し、実際に販売を始めてみていかがでしょうか?
出店直後に関東圏のテレビから取材が入り、注文殺到!
「注目のサービスだ」という直感が当たっていたことが、すぐに証明されました。
主に関東圏へのPRを狙い、「新潟直送計画」の担当者と相談しながらページを制作し公開したところ、関東圏のニュース番組に取り上げていただき、注文が殺到。すぐに出店料がペイできるほどの売り上げにつながりました。
「新潟直送計画」を通じて、テレビなどのメディアが新潟の生産者や商品の情報をキャッチし、メディアに乗った情報を消費者が「新潟直送計画」でチェックする、という循環ができているのではないでしょうか。
作業面では、商品を作って梱包しておくだけで、伝票を起こしたり運送会社を手配したりとかする手間がないので、「そこまでやってくれるんだ!」と驚きましたね。
結果、出店初年度で60万円ほどの売り上げを計上。最近は毎日「新潟直送計画」経由で注文が入っています。僕自身、通販で購入してもリピート買いまでする感覚がなかったため、リピーターが増えていることに正直驚いています。母の日の注文もとても多くて、理由が知りたいくらいです(笑)。
売り上げが上がった要因はなんだと思いますか?
他にない店の個性がしっかり伝わっているからだと思います。
「新潟直送計画」では、食パンをメインに、あんパン、フルーツ入りのパンなどを合わせて、4パターンほどのセットにして販売しています。
うちのパンの特長は温泉水で仕込んでいるというところ。これは全国的に見てもほとんど他に例がなく、食パンブームも相まって、「試してみようかな」と思う人が多いのだと思います。
ネット通販だと顔が見えない状態での販売になるので、普段の対面販売以上に「お客様に対して何ができるか?」を考え、最近は手書きの一言メッセージを添えるなど、親しみやすいコミュニケーションを意識しています。
「新潟直送計画」へ出店する前と後で、経営状況や販路に変化はありましたか?
全国からの注文を受けるチャネルが整い、品質への意識もより強いものになりました。
「新潟直送計画」出店前まではほとんど広告も打たず、お客様の口コミで成り立っていました。通販も積極的にはしておらず、問い合わせがあったときだけ都度対応していました。
出店したことにより窓口ができ、全国から注文が入るようになり、リピーターになってくれる人も徐々に増えてきましたね。
「新潟直送計画」での販売は、卸売りとは違い、お客様に自分たちから直接届ける仕組みなので、品質に対しての高い意識が必要です。
もともと全種類のパンを細菌検査にかけるなど、高いレベルでの品質管理にこだわってきましたが、ネット販売は対面販売と違い焼いてから1日遅れで商品が届くので、「焼いた翌日もおいしいか」を今まで以上に追求するようになりました。
他の方に、「新潟直送計画」への出店をお勧めしたいですか?また、どのような点をお勧めしますか?
自社サイトよりも閲覧数が多いからこそ、新規顧客獲得のチャンスになるはずです。
「新潟直送計画」に興味を持っている経営者は多く、時々相談を受けることもあるのですが、「すごくいいよ、おすすめだよ」と紹介しています。
中には同じジャンル=パン屋からも相談を受けますが、全力でオススメしています。みんなで新潟のパン業界を盛り上がられればいいし、むしろパン屋がたくさん出店して「『新潟直送計画』っておいしいパン屋さんが多いよね」と言われた方が、結果的に自分たちの注目度も上がるわけです。
他店には負けない自信があるので、まずは注目度の分母を大きくして、その中で勝ち抜けられるように頑張っていきたいと思っています。
オススメポイントは、まずはきちんと「売り上げにつながる」ところ。そして「メディアから注目してもらうための広報・PR」になるところ。
『新潟直送計画』に出店してから、色々なメディアから、取材依頼などの連絡が来ました。自社のホームページとは閲覧数が全然違うので、『新潟直送計画』に掲載する方が注目度が上がり、チャンスが広がります。
出店以外のサポートを利用していますか?
要望を十分反映したリーフレットが完成!満足度が高く、現在ロゴも依頼しています。
出店のタイミングで、店舗の紹介をするリーフレットを作ってもらいました。
文章は自分で書くこともできますが、時間がかかって仕事の支障にもなるので、制作を依頼しました。叩き台を作ってもらった上で、内容を精査して修正していき、結果的にイメージ通りのものが仕上がりました。
今は発送の際に同梱したり、外部イベントへの出店時に配布しています。
出来上がってからも、何度か情報を更新してもらっていますが、担当者にはそういった相談も気軽にできるし、早く、柔軟に対応してくれます。
最近では場面に応じて使い分けようと、リーフレットは2種類印刷しています。ベースは同じですが、店頭に配布用と、自分で手書きでメッセージを書いたり、レビューを書いてもらえる欄を作った通販用のものです。
今現在はロゴの制作も担当者に相談しています。
今後「新潟直送計画」に期待することを教えてください。
出店者がコラボする商品づくりなど、「新潟直送計画」ならではの面白い企画をぜひ!
今のところ不満は全然なく、だからこそ今後の展開により期待をしています。
出店者が集まる懇親会を開いてネットワークを広げることを推奨したり、販売実績の情報公開をしたりと、多分産直の世界では“異質”な存在だと思うし(笑)、そこが「新潟直送計画」の面白さだと感じています。
新型コロナウイルス感染症で困っている店に対して出店料無料にするなんて、なかなか思い切ったことをやるじゃないですか。だからもっとそんな、普通じゃないことを一緒にやっていきたいですね。
具体的に出湯温泉パン工房としては、農家の出店者さんとコラボして、一緒に新商品を出せたら面白いかなと思っています。そういった取り組みを支援してもらえるといいですね。
出店者のコラボ商品とか「『新潟直送計画』でしか買えない商品」があれば、また新しいお客様の獲得にもなるし、話題性もあって、好循環が生まれてくるはずです。
御社にとって「新潟直送計画」はどんな存在ですか?
若者のひたむきさが経営の刺激になるし、最新の情報を気軽に相談できる心強さも。
クーネルワークという会社自体も、担当者も若くて勢いがあるから、すごく相談しやすいし良い意味で引っ張られるんです。
一人で経営をしていると、「これくらいでいいかな」とどこかある程度で満足するタイミングがきます。そんな時に、「新潟直送計画」の自分よりも若い人たちが一生懸命出店者の商品を売ろう、サイトを盛り上げようと頑張っている姿を見ると、年上の自分ももっと頑張らないという気持ちに自然となりますね。
それに「新潟直送計画」の皆さんは、常に新しい情報にアンテナを張っているので、最新の情報を教えてもらえることもメリットだと思っています。
例えばSNSの基本や活用方法など、普通周りですごく詳しい人ってそうそういないですよね。かといって新しいことを取り入れていかないと取り残されてしまうので、そんな時、身近に相談しやすい「新潟直送計画」さんがいることが心強いなと思います。
「新潟直送計画」との思い描くこれからの関わり方はありますか?
商品だけではなく、地域全体に興味を持つきっかけになることを期待しています。
販売の一つの手段として魅力的なことはもちろん、出店者同士の新商品コラボの可能性を感じられるなど、「新潟直送計画」にはネットワークとしても魅力を感じています。まだまだ出店者側もそういった切り口からは「新潟直送計画」を使いきれていないと感じているし、今後どんどん活用していきたいですね。
実は、パンを知ってほしい思いがありますが、それと同じくらいパンを買った人に新潟の温泉に興味を持ってもらうことを期待しているんです。
「この間『新潟直送計画』で出湯温泉パン工房のパンを注文して美味しかったから、『次の休みはちょっと新潟の温泉行ってみようかな』と思って来ました」と言われるようになるのが理想。そんな風にして出湯温泉に限らず近郊エリアが盛り上がっていくといいですよね。