【がんこ屋】顧客のニーズを捉えたアドバイスと、商品の魅力を最大限に伝えるデザインで売上は好調!信頼できる担当者が伴走してくれるので、心強いです!

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新潟市西区の人気ラーメン店「がんこ屋」。2012年の新潟直送計画の開始当初から出店されています。2018年にはホームページ作成を、2020年には新商品のパッケージデザインを担当させていただきました。

デザインについて、そして新潟直送計画について、代表の山下さんにお話を伺いました。

がんこ屋 代表取締役 山下善克 様

1990年創業の新潟市西区のラーメン店「がんこ屋」店主。新潟に白湯醤油ラーメンを広めた第一人者。
「頑固にこだわりの味を提供したい」と名付けた店名の通り、自ら産地に赴き素材を選ぶなど、実直に美味しさを追求している。2003年には日本テレビ局内にラーメン店を作る『汐留らーめん計画』に出場。全国400店舗の中から決勝に進出した腕を持つ。
店舗に加え、物産展など催事や大規模屋外イベントでの出店、百貨店での商品の販売など、がんこ屋の味を求める声に幅広く応えている。

担当スタッフ

■アカウントプランナー:一木幸之佑
■デザイナー:星山充子

ー がんこ屋様と新潟直送計画のお付き合いは長く、サービス開始当初の2012年から出店いただいています。当初の印象はいかがでしたか?

山下(がんこ屋 代表):出店は、がんこ屋に飛び込み営業で来てくれたのがきっかけでした。東京から移住してきた若い男の子3人が、新潟の美味しいものを紹介する通販サイトを作りたいと。最初は半信半疑でしたが、一所懸命さがかわいく思えて。がんばっているから助けになればと、知り合いの企業も何社か紹介しました。

一木(アカウントプランナー):新潟最大規模の産直サービスを目指して出店数を増やそうと邁進していましたが、創業当初は地縁も少なかったので、お知り合いの店舗様をご紹介いただけたのは本当にありがたかったです。
がんこ屋さまは掲載から数年は売上が横ばいでした。店舗の認知度も美味しさも商品開発力も兼ね備えているのだから、通販でももっと結果が出るはずだと思い、施策を考えました。悩んで辿り着いた答えが、「商品数を増やすこと」「ホームページを作成してブランド認知を高め顧客との接点を増やすこと」でした。

手間も費用も抑えてできるのが大きな強み。新潟直送計画のホームページ制作

2018年にリニューアルしたホームページ

がんこ屋様のホームページへ

一木:他社に依頼するのに比べて、手間もコストもかなり抑えてホームページを作れるのが私たちの強みです。
新潟直送計画では、丁寧な取材を通して読み手に商品や店舗の魅力が最大限に伝わるように、想いのこもった原稿を専属ライターが執筆しています。とても時間のかかる作業ですが、顔が見えないネット通販でも画面の向こうにいるのは「人」なので、生産者の生の声を届けることにこだわっています。掲載用の写真も、社内のスタジオでカメラマンが丁寧に撮影しています。
ホームページ制作の際、特に手間と時間がかかるのが「文章」や「写真」の準備です。新潟直送計画への出店時に文章も写真もすでに準備しているので、スムーズに制作をスタートすることができます。

山下:ホームページは補助金を利用して作成したのですが、申請も親身にサポートしてもらえてとても助かりました。思った以上に見てもらえているようで、ホームページで知って店頭にテイクアウトで餃子を買いに来る方がいたり、ラーメンや餃子の納品先からも話題にしてもらったり。そういったコミュニケーションにも役立っています。

一木:ホームページリニューアル以前の問題点は、顧客が探したい情報が点在してしまっていて、なかなか欲しい情報に辿り着けないことでした。がんこ屋様は全国のデパートやイベントに出店されていますが、いつどこへ出店しているのかが情報としてまとまっていませんでした。店舗の定休日や営業時間、おすすめ商品や季節商品などの情報についても、お客様が知りたくともどこに記載があるのか分からない。
そこで、新しいホームページにはブログを設置し、旬の情報をタイムリーに発信できるように導線整理を行いました。デザインもがんこ屋様の漢気がまっすぐ伝わるように、筆文字を使って力強く仕上げています。「がんこ屋」を検索したお客様に確実に情報を届け、お店の動きを伝えることで集客へ繋げたいと考えていました。狙い通り、お客様の来店促進の効果があったようで嬉しいですね。

新商品や営業についてのお知らせをこまめに更新

ニーズを見極めた出品で、売上は前年比1500%超え!

ー がんこ屋様は新潟直送計画で近年大きく売上を伸ばし、2020年は前年比でなんと1500%超えという成果を出されていますね。

一木:コロナ禍での通販需要拡大もあり、売上が好調な掲載店舗さんは多いですが、ここまで伸びているのはがんこ屋様だけです。
2011年の掲載当初はラーメンと2種類の餃子の計3品を出品いただいていましたが、2020年に鶏の半身揚げを追加掲載したことが大幅な売上アップに繋がりました。
鶏の半身揚げは新潟のふるさとの味として新潟直送計画内でも人気の商品でしたが、1店舗しか出店しておらず、需要に供給が追いついていない状態でした。欠品や配送までに時間が掛かることもしばしばで、弊社としても安定的に出荷できる体制をつくる必要性を感じていました。
山下さんとの雑談の中で、がんこ屋様が鶏の半身揚げをデパートなどのイベントで販売したり、電話注文で地方発送に応えていることを知りました。製造や保管の方法を伺って、これは通販でも販売できる!と思ったんです。新潟直送計画での売上状況などをご説明し、鶏の半身揚げを出品しませんかとご提案しました。

もともとファンも多かった、がんこ屋様の鶏の半身揚げ

山下:提案された当初は、通販で鶏の半身揚げが売れるかどうか分からないし、あまりイメージが掴めませんでした。けれど、一木さんの強いおすすめもあって出品を決めました。

一木:アクセス数などから分析すると、鶏の半身揚げは特定の店舗のものだけが探し求められているわけではなく、ふるさと新潟の味として広くニーズのある商品であり、がんこ屋様が出品された場合にも十分にチャンスがあるとお伝えしました。結果として、テレビ放映で鶏の半身揚げが取り上げられた時にアクセスが急増。全国からのニーズの受け皿となることができました。

山下:テレビ放映後には注文が殺到しています。出品を提案してもらって本当によかったです。鶏の半身揚げに加え、ラーメンなどの商品の売上もぐっと伸びた1年でしたね。
4、5年前から通販が大事になってくるとはと思ってきましたが、ここまでとは思いませんでした。この売上があったからこそ、新たな商品の開発にも取り組むことができました。

一目で伝わるプレミアム感。あえて選んだ青色で差別化

ー その新商品が、今回デザインを作成した佐渡産の黒豚を使用した餃子ですね。

山下:佐渡の黒豚の美味しさに惚れ込み、この黒豚を使った「本当に美味しい餃子」を作ろうと考え、企画を練り上げた自慢の商品が、「佐渡黒豚餃子」です。
がんこ屋は本業であるラーメン店に加え、餃子等の卸販売、物産展等のイベント出店という3つの軸で商売をしています。佐渡黒豚に出会ったのは、佐渡のイベントに出店した時でした。佐渡牛はブランド牛として認知されていますが、佐渡黒豚はこんなに美味しいのにほとんど知られていないんです。餃子であれば作るノウハウを持っているし、他に負けない、とびきり美味しいものができるはずだと試行錯誤し、自信を持っておすすめできる最高に美味しい餃子ができました。

ー パッケージデザインの作成にあたっては、どのような要望を伝えましたか?

山下:高級感が一目で伝わるデザインにして欲しいと伝えました。
今回の餃子は、佐渡産黒豚を100%使用し、野菜は国産・塩は岩塩を使い、化学調味料は一切使用していません。本当に美味しいものを作ろうとすると、どうしても仕入れ値が高くなってしまいます。安売りするのではなく、本物の良さが伝わるパッケージにしたいと考えていました。

一木:百貨店や高級志向のスーパーでの販売も考えていらっしゃったので、売り場で他の商品に埋没しないようなデザインにしなければと考えました。山下さんの思いを表現し、売れる商品にしたいとデザイナーとともに知恵を絞りました。

星山(デザイナー):冷凍やチルド餃子のパッケージは、赤や金などの色が多く使われています。食品のパッケージに使われることが少ない、反対色の青をあえて選ぶことで、他の商品との差別化を図り、老若男女誰が見ても「他の餃子と違う!」と思ってもらえるようなデザインにしました。シールはエンブレムのようなモチーフにして高級感を纏わせ、写真ではなくイラストを使うことで手作りの実直さも表現しています。直感的に「プレミアム感」を感じるように仕上げることで、高価格帯に見合うパッケージとなるようデザインしました。

作成した佐渡黒豚餃子のパッケージ

他の商品と並んでも目を引く色合い

星山:当初はフィルムのパックではなく箱詰にしたいとご要望をいただきましたが、箱はどうしてもロット数が多く、大量に発注しなければなりません。箱を作るのは、しっかり商品が売れてロットが捌けるようになってからが良いのではないかと思い、最初はミニマムに、パックにシールを貼る方法をご提案しました。グラフィックの工夫次第で、シールでも十分高級感を醸し出すことができると思い、その場でスケッチを描いてイメージを共有しました。

山下:打ち合わせの場で、これで行こう!と話がまとまりました。星山さんが描いてくれたスケッチで完成形が想像できましたし、実際に上がってきたデザインもイメージ通り。要望通りの高級感溢れるパッケージにしてもらい、とても気に入っています。バイヤーさんにも、プレミアム感がストレートに伝わっているようで「高級感があるね!」と声をかけられます。注文も途切れず入ってきていますし、お客さんにも喜んでもらえています。

山下:せっかく佐渡産の食材を使うのであれば佐渡自体を全国にアピールしたいと、世界遺産登録を目指している佐渡金山を応援するシールを貼ろうと考えました。シールを使用していいか、佐渡市への確認や使用申請も一木さんが進めてくれて助かりました。
がんこ屋は新潟市内の小さなラーメン店ですが、通販やギフトの売上が店舗経営を支えています。コロナ禍で飲食店は苦しい状況ですが、売上の軸が通販にもあることで、変わらず経営ができています。

売上は好調!新たな市場の開拓も全力でサポート

一木:山下さんは、人と人の繋がりを大切にされる、人情味あふれる方です。その思いが商品にも反映されています。担当当初はお叱りもたくさん受けましたが、今では仕事の枠を越えて、親しい友人のようなお付き合いをさせていただいています。

山下:深い人間関係が築けると、ざっくばらんに本音で話せます。一木さんと一緒なら怖いもの無し。丁寧にフォローしてもらえますし、とても心強いです。
「佐渡黒豚餃子」は、新宿伊勢丹など大手百貨店での販売も決まりました。新潟で店を構えるラーメン店が、こうして東京でも求められている。バイヤーさんとの信頼関係を築いてきた結果でもあり、本当に美味しい商品だと認めてもらえたからだと感じています。
売れ行きが好調なので、当初描いていた箱詰めでの販売も考えています。佐渡金山にちなんで、金箔をあしらったギフト向けの商品で、お中元やお歳暮向けにも打ち出したいと動き初めています。

一木:店舗以外でもお店の味を楽しんでもらい、ファンができるのは飲食店さんが通販できる商品を持つことの強みですね。ギフト商品も加わると、さらに販路が広がります。営業の力とデザインの力で、山下さんのチャレンジを引き続きバックアップしていきます!

がんこ屋様の出品商品

がんこラーメン – ら~めん処がんこ屋

新潟懐かし支那そば – ら~めん処がんこ屋

一口餃子・ジャンボ餃子 – ら~めん処がんこ屋

にいがた半身揚げ – ら~めん処がんこ屋


https://shop.ng-life.jp/gankoya/0010-005/

株式会社クーネルワーク 制作実績

https://cunelwork.co.jp/works/21261/

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